...人波(ひとなみ)のなかに交つて見てゐると...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...さすが人並(ひとなみ)賢(かしこ)く悟りたるものを...
田山花袋 「田舎教師」
...敵(かたき)どしなれば誓約(かねごと)をも世(よ)の人並(ひとなみ)には告(つ)げがたく...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...「人並(ひとなみ)の道は通(とお)らぬ梅見かな」の句が其の中にあった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それでも人並(ひとなみ)の気力はあると見えて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...人並(ひとなみ)より大きい二重瞼(ふたえまぶち)の眼...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...「不断(ふだん)は人並(ひとなみ)以上に減(へ)らず口(ぐち)を敲く癖に...
夏目漱石 「それから」
...胃が痛いので肉刀(ナイフ)と肉匙(フォーク)は人並(ひとなみ)に動かしたようなものの...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...彼等(かれら)は人並(ひとなみ)以上(いじやう)に睦(むつ)ましい月日(つきひ)を渝(かは)らずに今日(けふ)から明日(あす)へと繋(つな)いで行(い)きながら...
夏目漱石 「門」
...自分(じぶん)は人並(ひとなみ)に此(この)鐘(かね)を撞木(しゆもく)で敲(たゝ)くべき權能(けんのう)がないのを知(し)つてゐた...
夏目漱石 「門」
...ひとなみにお嫁(よめ)さんをもらいました...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...人並(ひとなみ)...
新渡戸稲造 「自警録」
...人波(ひとなみ)にのまれて買手(かひて)も眼(まなこ)の眩(くら)みし折(をり)なれば...
樋口一葉 「たけくらべ」
...手足も顏もすつかり他の人並(ひとなみ)だと思ふのですがね...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それは朝ひとなみにキチンと起きて朝のうちにちつとばかしその辺を運動でもして来るようにでもすれば直ぐに治つて了ふのさ...
牧野信一 「眠い一日」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...山本がひとなみの時間に入浴を済してあがろうとしても...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...人凡(ひとなみ)ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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