...米国では最も小心翼々としている鴉でさえも...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...認めますけれども――」その校長は小心翼々たる男で...
梅崎春生 「狂い凧」
...小心翼々たるの餘...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...さらでだに小心翼々たりしに...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...などとれいの小心翼々...
太宰治 「鉄面皮」
...小心翼々の三十五歳の老兵が...
太宰治 「鉄面皮」
...彼れただ小心翼々たり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...小心翼々たればこそ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...氏にして若し小心翼々唯だ過失なきを勉むるのみならば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...氏にして若し小心翼々唯だ過失なきを勉むるのみならば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...小心翼々として自分を監視することにつとめ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小心翼々と疑問を存したのもあったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...初め学者が或る問題を論究せんとするや、非常に卑屈な態度でそれを取りあげ、小心翼々として、『これは一体どういうところからこうなったのだろう? 斯く斯くの国名はこの一角の名前から由来したのではなかろうか?』とか、また、『この文献はもっと別の、遥か後代に属するものではなかろうか?』また、『この人民というのは、これこれの人民の意味に解すべきではなかろうか?』などといった、極めて謙虚な質疑を以ってはじめる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...自分が、ケチ臭くて、しみツたれで、小心翼々で、面白くなくて堪らなかつたのである...
牧野信一 「鏡地獄」
...俳句を練る上においては小心翼々として一字いやしくもせざりしがごとし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ずぼらどころか小心翼々の方であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは小心翼々として失礼をおそれていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かくの如き小心翼々たるものだ...
吉川英治 「三国志」
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