...木石を拝する偶像信者なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...お庭の木石の配置なども...
太宰治 「津軽」
...トルストイは一切の執着(しゅうちゃく)煩悩(ぼんのう)を軽々に滑(すべ)り脱(ぬ)ける木石人で無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女は木石女史とも呼ばれていた由である...
外村繁 「澪標」
...而もまるで木石(ぼくせき)をでも見るように...
豊島与志雄 「林檎」
...何か水中に人を刺すような木石の類が存在していない限り...
中里介山 「大菩薩峠」
...附近の木石を利用し...
中里介山 「大菩薩峠」
...木石のやうな固さによそほうて...
林芙美子 「雪の町」
...鼻は木石のように無情(つれな)く...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...其人は木石に非ず...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...その無心なるは木石のごとく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...西洋の男女独り木石(ぼくせき)にあらずまた独り強者にあらず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...復讐主義において害を加えたる木石禽獣または人類に反害を加えて満足するのも...
穂積陳重 「法窓夜話」
...与夫木石而能言者之不可思議奚以異...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...斎木石川同道青森御薬用行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...天富斎木石川出立す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...劉備も木石ではない...
吉川英治 「三国志」
...何せい木石様のことだ...
吉川英治 「私本太平記」
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