...茶の湯に用ゆる建築露路木石器具態度等総てそれ自身の総てが趣味である...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...木石を拝する偶像信者なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...博士も木石(ぼくせき)ではない...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...「私も木石でない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ...
太宰治 「お伽草紙」
...私だとて木石(ぼくせき)ではなし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いかにも私は我慢してキザに木石を装っている男か...
太宰治 「チャンス」
...じじむさいような木石の布置(たたずまい)が...
徳田秋声 「挿話」
...鼻は木石のように無情(つれな)く...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...段階に木石を用い...
福沢諭吉 「教育の目的」
...木石(ぼくせき)ならざる人情の要用にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...木石の間をかけぬけ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...能言の木石をも取らない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...斎木石川同道青森御薬用行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さればとて木石を百八十二里の遠きに致さんことは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...われも木石にあらざれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自己を木石の如く...
吉川英治 「三国志」
...木石様(ぼくせきさま)とアダ名され...
吉川英治 「私本太平記」
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