...木石を拝する偶像信者なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...博士も木石(ぼくせき)ではない...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...「私も木石でない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ...
太宰治 「お伽草紙」
...ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ...
太宰治 「お伽草紙」
...いかにも私は我慢してキザに木石を装っている男か...
太宰治 「チャンス」
...僕コウ見エテモ必ズシモ木石漢(ぼくせきかん)ニ非ズ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...血の気のかれきった木石ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か水中に人を刺すような木石の類が存在していない限り...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで木石のように冷酷な...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どうしやうがあるものか? 父親の心だとて木石ではない筈ぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...段階に木石を用い...
福沢諭吉 「教育の目的」
...その木石に刑を加えるのであった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...木石を笞(むちう)って僅に余憤を洩す類のことは尠(すく)なくない...
穂積陳重 「法窓夜話」
...夫れ人は木石にあらず...
正岡子規 「読書弁」
...能言の木石をも取らない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...木石になった人間の孤独な音の美しさを漂わせていて私は好きであった...
横光利一 「夜の靴」
...全国から木石禽獣(きんじゅう)の珍奇をあつめ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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