...今更らしい絶望の威力を痛切に感じたからでしょう...
芥川龍之介 「妖婆」
...行ってこい」清逸は我れ知らず威丈(いた)け高になって...
有島武郎 「星座」
...そして自然以外の威力は可抗力なのに...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...このリンクの御客が概して地味で真面目で威張らない人の多いせいかもしれない...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...たくさんだよ!」とズヴェルコフが威を帯びた声で叫んだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...平次はツイ斯う威勢の良い『馬鹿野郎』を飛ばしてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「すると下手人は誰だ?」萬七は少し威猛高になりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは今後の本土空襲の企図を制圧するための威嚇だとアメリカ側は見ている...
久生十蘭 「ノア」
...何人にとっても恐ろしい脅威であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...部屋から威張って出て行くと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...恰もすぐれた畫家がアムステルダムのユダヤ街にもつねに繪畫的な美と氣高い威嚴とを見出し...
三木清 「人生論ノート」
...2085バッソオの根本的威力は発揮せられないのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...弱そうな者をみつけると威(おど)したり...
山本周五郎 「季節のない街」
...恐ろしいほどがっちりと威圧的に見えた...
山本周五郎 「初蕾」
...威(い)は三江(こう)にふるい...
吉川英治 「三国志」
...二岑威(しんい)の軍は怪しんで...
吉川英治 「三国志」
...殿の御信威(ごしんい)にかかわる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「相馬殿の御威勢を以て...
吉川英治 「平の将門」
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