...「どうも奇々怪々だね...
海野十三 「地獄の使者」
...やがて春木清が少年探偵長として全世界へ話題をなげた奇々怪々なる「黄金(おうごん)メダル事件」へ登場するその第一幕であったのだ...
海野十三 「少年探偵長」
...主人公の語り出した所謂(いわゆる)「赤耀館事件の真相」なるものが私の想像以上に複雑とも奇々怪々ともいうべきものであって...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...いよいよ出でて奇々怪々じゃないか」と...
海野十三 「地球発狂事件」
...奇々怪々の知恵くらべが...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...奇々怪々の出来事について語らねばならぬ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...この奇々怪々な謎だけは...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...山半(やまのなかば)は老樹(らうじゆ)条(えだ)をつらね半(なかば)より上は岩石(がんぜき)畳々(でふ/\)として其形(そのかたち)竜躍(りようをどり)虎怒(とらいかる)がごとく奇々怪々(きゝくわい/\)言(いふ)べからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あの橋のために奇々怪々の御災厄に逢ひあさましき御最期をとげられたとでも申すのか...
太宰治 「右大臣実朝」
...殊に主人公の思いあがった奇々怪々の言動は...
太宰治 「猿面冠者」
...殊に主人公の思ひあがつた奇々怪々の言動は...
太宰治 「猿面冠者」
...奇々怪々たる特徴があるわけではない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...ほとんどその比類を尋ぬるに苦しむほどなる一種奇々怪々喜ぶべく驚くべきの時代なればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...從つてあんまり露骨に奇々怪々だつたり...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...奇々怪々の夢に充ちた漫畫映畫と...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...それはいかにも奇々怪々な話であるばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...況(いわ)んやステーション・ホテルでボーイに金を呉れて十四号室へ案内をさせてから後(のち)の奇々怪々な行動を見たら...
夢野久作 「暗黒公使」
...奇々怪々な浮説が云い囃された...
吉川英治 「源頼朝」
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