...その害の怖しさに気付かずにいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...気付かずにゆけば普通の葭原...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...警官の躍り込んで来たのも気付かずに佇立(ちょりつ)していたという...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...而も吾々が直ちに気付かずにはいられないように...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...誰しも気付かずにはいないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...見られてることに気付かずにはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は父が客達の嘲笑にも気付かずに話してゐることが可愛想にさへ思へた...
中原中也 「分らないもの」
...気付かずにゐたところを写された写真を見るやうに...
牧野信一 「鏡地獄」
...少くとも或る部分のあやまりには気付かずにいられなくなって来たのです...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...自分では唸つたことに気付かずに...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...血の出るのも気付かずに...
夢野久作 「死後の恋」
...永い事気付かずにいるような空地であった...
夢野久作 「木魂」
...今日がきょうまで気付かずに来た吾輩は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それを俺が気付かずにいたんだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...千年も経った今日になって赤の他人の私が思い付く位の事を気付かずにいるような事は万に一つもありそうにない……こう思うと私は一遍に気が抜けてゲンナリとしてしまった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...意味深長な釘を刺している事を正木博士は夢にも気付かずにいたのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...深い疑問が残っているのを誰も気付かずにいるのよ...
夢野久作 「二重心臓」
...ドンドコドンまで気付かずにいたのだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
便利!手書き漢字入力検索