...太刀打ちをしろと云いました...
芥川龍之介 「藪の中」
...――その太刀打ちがどうなったかは...
芥川龍之介 「藪の中」
...容易に太刀打ち出来るものではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いま彼の推理力と太刀打ちの出来る問題といえばただ一つ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...労働者側では小野が一人で太刀打ちしている...
徳永直 「白い道」
...之では遂に例の村塾道場主義に太刀打ちが出来ないとあきらめがついたと見えて...
戸坂潤 「社会時評」
...とても太刀打ちのできないわたしであるかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...太刀打ちの音も、矢玉の叫びも、何一つ合戦らしい物の響はせず、もとより火の手も上っていない、狼藉者(ろうぜきもの)及び軍兵らの影も形も、一つも見えないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうもこの女とはまともに太刀打ちが出来そうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうなったとき、聯合組は、今の陣容では、太刀打ち出来ん...
火野葦平 「花と龍」
...協同組合の安売りには太刀打ちできません」「カー...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...もし私にも彼らと太刀打ちができますなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...張飛でなくては彼と太刀打ちできるものはありますまい」この言葉の終るか終らぬうち...
吉川英治 「三国志」
...十合とも太刀打ちせずに潘璋は逃げ奔(はし)った...
吉川英治 「三国志」
...――眸も常に太刀打ちを業(わざ)としている者らしからず静かで温和である...
吉川英治 「新書太閤記」
...直(じき)の太刀打ちはしたことがない...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀と直(じき)の太刀打ちをいたすであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...太刀打ちにならぬ人物です」武蔵が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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