...天秤棒を使って化学天秤の載せ物を確認すると、誤差を少なくすることができる...
...図31は例の天秤棒で水車と箱とを運んで路を歩いて来る人を示している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...天秤棒を担ぐ八百屋であるにも拘らず...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...天秤棒が遠慮会釈もなく肩を圧しつけ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...丁度股引尻からげ天秤棒を肩にした姿を山路愛山君(やまぢあいざんくん)に見られ...
徳冨盧花 「水汲み」
...買つて戻つた天秤棒で...
徳冨盧花 「水汲み」
...手に天秤棒(てんびんぼう)を持っていた...
徳永直 「あまり者」
...天秤棒(てんびんぼう)を手に庭へと出た...
永井荷風 「狐」
...研屋は今でも折々天秤棒を肩にして...
永井荷風 「巷の声」
...孫助 (天秤棒を持ち出す)忠太郎 何で年寄りをいじめるんでござんす...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...もう一人雑魚(ざこ)売りの爺さんが天秤棒を担いでやって来る...
原民喜 「翳」
...天秤棒のやうに堅くなつて後ろに傾いたが...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...持ち上げ得ず約束に依つて背中に三本の天秤棒を喰はされ逃げ帰りし者数人の多きに及んだのであつた...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...東京などはその第三の天秤棒のほうであって...
柳田国男 「母の手毬歌」
...天秤棒(てんびんぼう)で担いでやって来た...
山本周五郎 「青べか物語」
...天秤棒で二つの手桶を担ぎ...
山本周五郎 「青べか物語」
...そう善いことばかりもないものさ」そして空いた袋や籠を括(くく)りつけた天秤棒(てんびんぼう)を担ぎ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...風呂敷に包んで天秤棒の先につけて担ぐ...
山本笑月 「明治世相百話」
...そんな天秤棒(てんびんぼう)など下ろさんか」「いんごうな兵隊さんだね...
吉川英治 「新・水滸伝」
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