...「相応に気が利かないのに...
泉鏡花 「婦系図」
...」「それじや余計な口を利かないやうにして下さい...
薄田泣菫 「茶話」
...口を利かない友達に越したものはありません...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...眺望が一切利かないのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...この雨の中をぴちゃぴちゃ歩くのは気が利かないや...
田中貢太郎 「春心」
...溪ばかりを往くことになつて眺望が利かない...
近松秋江 「箱根の山々」
...実際的な方策はもうごまかしが利かない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...よく利かない箸先で小皿のものをつまんだ...
豊島与志雄 「叔父」
...碌に誰とも口を利かないで...
豊島与志雄 「古井戸」
...極めて融通の利かないものになっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんなに親しくして居たのに近頃は私と口も利かないワ...
野村胡堂 「流行作家の死」
...私が口を利かない前に...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...彼奴とは一生口を利かないぞ...
牧野信一 「鏡地獄」
...あんまり口数も利かないけれど...
牧野信一 「鏡地獄」
...「もう一生彼奴とは口を利かない...
牧野信一 「父を売る子」
...利かない片足を曳いて徐かに離れへ行った...
矢田津世子 「女心拾遺」
...頭山満はもとより一言も口を利かないし...
夢野久作 「近世快人伝」
...捩子(ねじ)の利かない瓦斯にぼッと火の点くように...
横光利一 「旅愁」
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