例文・使い方一覧でみる「響かす」の意味

...我世のあらしあるゝ時蕾とまがふ唇に天女の歌を響かする汝（な）はそれ生ける音樂か... 我世のあらしあるゝ時蕾とまがふ唇に天女の歌を響かする汝はそれ生ける音樂かの読み方

土井晩翠「天地有情」

...彼は大洋の音を響かす貝殻（かいがら）に似ていた... 彼は大洋の音を響かす貝殻に似ていたの読み方

ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...ガタリガタリと妙に気力の抜けた陰気な音を響かす... ガタリガタリと妙に気力の抜けた陰気な音を響かすの読み方

永井荷風「妾宅」

...人のいない天井裏を無益に響かすのが苦（く）になったからである... 人のいない天井裏を無益に響かすのが苦になったからであるの読み方

夏目漱石「満韓ところどころ」

...朝ラジオ体操のかけ声を鳴り響かす... 朝ラジオ体操のかけ声を鳴り響かすの読み方

宮本百合子「芸術が必要とする科学」

...やっとそろそろ鳴り出した私の交響楽はどこまでその響かすべき音響を奏し切るでしょうね...

宮本百合子「獄中への手紙」

...育つものを響かす音樂を聞きたい... 育つものを響かす音樂を聞きたいの読み方

吉川英治「折々の記」

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