...夜あけもまぢかな...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...夜あけそうそうに宿を抜け出して...
江戸川乱歩 「影男」
...あすは夜あけにいくだから...
オイゲン・チリコフ 鈴木三重吉訳 「そり(童話)」
...リカは夜あけまへに門を出ました...
オイゲン・チリコフ 鈴木三重吉訳 「そり(童話)」
...だん/\と夜あけぢかくなりました...
鈴木三重吉 「星の女」
...夫を失いし或る妻の呟(つぶや)き、「夜のつらさは、ごまかせるけれども、夜あけが――...
太宰治 「HUMAN LOST」
...大広場(グラン・プラアス)――夜あけから八時まで...
谷譲次 「踊る地平線」
...・けさから旅の草鞋はく蕎麦の花が白く・夜あけ米とぐみぞそばのさいてゐるところ・秋雨の汽車のけむりがしいろいひゞき・てふてふひらりと萩をくぐつて青空へ・うらからきてくれて草の実だらけ(樹明に)・たまたま人がくると熟柿をもぐと・風の日を犬とゐて犬の表情十月六日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...・わかれて遠い瞳が夜あけの明星・草ふかく韮が咲いてゐるつつましい花植ゑるより蜂が蝶々がきてとまる花・日向ぼつこは蝿もとんぼもみんないつしよに・更けると澄みわたる月の狐鳴く・朝月あかるい水で米とぐ九月十四日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...夜あけ前のあのきつい寒さは...
土田耕平 「峠」
...夜あけ前の四時ごろ...
土田耕平 「峠」
...ぼうつとした夜あけ方...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
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野口雨情 「未刊童謡」
...石燈籠夜あけになるまで灯がとぼる小鳥の巣チン チクバン チク茅萱(ちがや)の根小鳥がはこんで巣を作るチン チクバン チク小鳥の巣小鳥の子鳥(ピヨツピヨ)がすんでゐるお供のすきな犬おるすゐ するならワンワン ほえな...
野口雨情 「未刊童謡」
...〈一九五一年 武蔵野市〉夜あけ近く...
原民喜 「心願の国」
...どんなことがあっても明日の夜あけまでには引っつれて戻るつもりでございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ハネが十時十分、神戸のマルセル・ルキエン迎へに来り、渋谷のシュヴァリエ邸へ、フランス料理、うまい羊肉、赤白のワインにシャムパン、夜あけ迄のむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かごめ かごめ籠(かご)の中の鳥は いつ/\出やる夜あけのばんに つるつるつーべった或いは...
柳田国男 「こども風土記」
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