...彼女は無軌道な生活を送っている...
...無軌道な行動が社会問題になっている...
...彼の人生は無軌道な方向に向かっていた...
...無軌道な行為をやめるべきだ...
...無軌道な生活を送っている友人に心配している...
...今の若い者の無軌道...
海野十三 「断層顔」
...かつは罰し、かつは賞し、雲の無軌道、このようなポオズだけの化け物、盗みも、この大人物の悪に較べて、さしつかえなし、殺人でさえ許されるいまの世、けれども、もっとも悪い、とうてい改悛(かいしゅん)の見込みなき白昼の大盗、十万百万証拠の紙幣を、つい鼻のさきに突きつけられてさえ、ほう、たくさんあるのう、奉納金かね? 党へ献上の資金かね? わあっはっはっ、と無気味妖怪の高笑いのこして立ち去り、おそらくは、生れ落ちてこのかた、この検事局に於ける大ポオズだけを練習して来たような老いぼれ、清水不住魚、と絹地にしたため、あわれこの潔癖、ばんざいだのうと陣笠(じんがさ)、むやみ矢鱈(やたら)に手を握り合って、うろつき歩き、ついには相抱いて、涙さえ浮べ、ば、ばんざい! 笑い話じゃないぞ、おまえはこの陣笠を笑えない...
太宰治 「創生記」
...数年来の無軌道な生活に疲れ切ったと云う恰好(かっこう)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつもの無軌道ぶりを展開した...
種田山頭火 「松山日記」
...謂わば無軌道の自由さに等しい...
豊島与志雄 「新時代の「童話」」
...してみれば、道庵先生が今晩このところへのたり着いたのは、結局、脱線でもなく、無軌道でもなく、墜落でもなく、要するに尋常一様の平凡にして最も常識的なる行動のとばっちりと見るほかはないので、事実もまたその通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...脱線でもなければ無軌道でもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...軍ならなにをしてもよかった無軌道な戦国時代ではない...
久生十蘭 「だいこん」
...いや必要によってはどんな無軌道にも過度にもたえられるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無軌道で狂暴で抑え難いもろもろの欲望...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無軌道の蹂躙戦法であった...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...楽壇人の「無軌道蹂躙戦法」に相呼応して...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...聯盟は直接の支払を拒否しあらゆる無承認の演奏を禁止する」従って去る三月十五日本紙に掲載した「洋楽放送に福音」の記事中ドクトル・プラーゲに関して「ローマ条約による国際著作権協会の代理人と自称する」云々と記載したのは今日に於いてはそれが誤解と判明するに至ったのである――四 皇族の袖に隠れんとした東京音楽学校無軌道蹂躙戦法の波に乗った者は新聞社や民間の楽壇人だけに止まらず...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...五 無軌道判決楽壇人の無軌道蹂躙戦法も万更馬鹿には出来ないもので...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...八 無軌道判決の影響右の判決が新聞紙上に大々的に報道され...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...無軌道判決を怨む者は...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...無軌道電車が黄包車(ワンポウツ)の群れを追い廻しながら...
横光利一 「上海」
...無軌道な河川といったような未開土の相(すがた)をもっていたので...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??