...波(なみ)の高(たか)さが數倍(すうばい)の程度(ていど)に増(ま)すこともあるから...
今村明恒 「地震の話」
...その後売上げ漸次増加して...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...今試みに渡辺世祐博士の「稿本石田三成」に依ってそれらの異説を列挙すると、隼人正は関ヶ原合戦の当時佐和山にいたのではなく、毛利輝元、増田長盛、長束正家等の嫡子(ちゃくし)と共に人質として大坂城内にいたのであるが、一説には、九月十九日の夜、乳母(うば)や津山甚内と云う武士に扶(たす)けられて大坂を逃れ、京都に来て妙心寺の寿聖院に入ったので、寺からその旨を所司代(しょしだい)奥平信昌に届け出たところ、やがて家康から助命の沙汰が下った...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その俸給の増して行くといふことは...
田山録弥 「生滅の心理」
...お増はあらたまった調子で言い出した...
徳田秋声 「爛」
...芸者としては年増の方で...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...」と女中はまず年増芸者を帰すように座敷へ行って見ると...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...大分新顔が増えていた...
中谷宇吉郎 「科学の国際連合」
...近年加速度的に増していたところに...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...蕎麦の浸(つか)った分量だけツユの嵩(かさ)が増してくる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...静坐(せいざ)黙想(もくそう)は潜勢力(せんせいりょく)を増加す昔...
新渡戸稲造 「自警録」
...下女のお石は二十四五の年増...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吾も吾もと踊手の数を増すばかりで...
牧野信一 「鬼涙村」
...改良に最も好都合な事情の下において我国の生産物がどんな比率で増加すると想像し得るかを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...常に人口の増大を語る...
柳宗悦 「工藝の道」
...……御門の人数は倍増しに致しまして...
山本周五郎 「めおと蝶」
...いくらでも兵舎や厩(うまや)の建て増しはきく...
吉川英治 「私本太平記」
...『増加しつつある穀物の真実価格なる語を...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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