...塔の屋根には霜が下りているせいであろう...
芥川龍之介 「鼻」
...この塔の中へ入れるよし...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...怪塔王が邸(やしき)へしのび入って博士を殺したように考られます...
海野十三 「怪塔王」
...山内両大師(さんないりょうだいし)の前に聳(そび)えた「産業塔」と名づける百五十尺の高塔...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...その床の間の塔がほんものなら...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...ふと、目を上にむけると、くもった空に、五重の塔の、まっ黒なかげが、そびえています...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...鉄塔王国の近衛兵(このえへい)にしあげるんだ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...小野の小町の石塔だというかと思えば...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...宝塔山人とは仏くさい名ぢやが……」「御意で御座います...
田澤稲舟 「五大堂」
...横川の良源の房に一宿した滋幹は、翌日、日もたけなわの頃に房を出て、峰道から西塔、講堂を過ぎて根本中堂の四つ辻(つじ)へ来た時、ふと、急に心が惹(ひ)かれるようになって、雲母坂の方へ道を取った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「噴泉塔」と称せられるものである...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...池田新太郎少将のこしらえた京都妙心寺の塔頭(たっちゅう)天球院のために...
中里介山 「大菩薩峠」
...塔や尖閣(せんかく)などは燃えながらあたかも地震に揺られた如く仆(たお)れ落ちた...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...出刄包丁なんか振り廻して飛び出さなきゃいいが」「そんなものですかね」「ところで此処が五重の塔だ」平次は谷中の五重の塔の前に立って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...塔の下の方が急に騷がしくなり...
堀辰雄 「羽ばたき」
...その附近の峰に元の高僧雪庵の舎利塔が蒼白の古色を帯びて望まれた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...その楠木と大塔ノ宮とが...
吉川英治 「私本太平記」
...長政は、石塔のうしろに、ほんとにもう死せる人のように、坐っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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