...彼は場所柄、山でキャンプをすることが何度もあった...
...結婚式の場所柄、彼女をプロポーズした...
...地震の場所柄、家の中が大変なことになった...
...彼女は場所柄、海が好きでよく旅行に出かける...
...場所柄、この地域は美味しい海産物が多い...
...しかも場所柄なかなか繁昌していたから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...二人の男が場所柄も忘れて喧嘩(けんか)するなんて云うことは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...山谷堀(さんやぼり)に上がれば雨はら/\と降り来るも場所柄なれば面白き心地もせらる...
寺田寅彦 「半日ある記」
...ことにお場所柄であるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十八そこから見渡した外部(そと)の光景も場所柄(ばしょがら)だけに賑(にぎ)わっていた...
夏目漱石 「明暗」
...場所柄らしい威厳を示して居ります...
野村胡堂 「女記者の役割」
...こんな事と知つたら、場所柄で、關取衆でもお願ひして置くので御座いました」平次は番頭の愚痴(ぐち)に追つ掛けられ乍ら、何彼と見て廻りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近江屋も片手間乍ら場所柄だけの商賣はあつたわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄の水茶屋を漁(あさ)り尽しても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...場所柄に似ぬ小さい庭があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄ってことを知らねえのか」手ひどく平次にたしなめられました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外へ出た者はなかつたでせうか」平次は場所柄を無視してかう訊ねました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄も構はずクスリと笑ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...場所柄だけに竿と錨(いかり)を用意して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...場所柄が場所柄だけに...
久生十蘭 「魔都」
...いわばはなはだ場所柄にふさわしいのであった...
久生十蘭 「魔都」
...場所柄もあろうに東京のど真ン中にたぐまり込み...
久生十蘭 「魔都」
...今と違って交通不便の場所柄...
山本笑月 「明治世相百話」
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