...もう心配で/\堪らなくなつて...
石川啄木 「鳥影」
...君」義雄は堪らなくなつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ハリーはもう堪らなくなつて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...急にそれが堪らなくなつて...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...後には夫は立ちくたびれて堪らなくなったというようにして荷物の上に腰を掛けた...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...堪らなくね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...不愉快で堪らなくなつて来たので...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...この男のそばから離れたくて堪らなくなった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そして堪らなく淋しくなった...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼は坐に堪らなくなって...
豊島与志雄 「古井戸」
...僕は堪らなく心細い気持に沈んでいった...
豊島与志雄 「道連」
...自分自身が堪らなく馬鹿げて見えた...
豊島与志雄 「未来の天才」
...咽喉が乾いて來ると殆ど我慢の出來ぬ程匂のいゝ甘い果物と珈琲とが味ひたくて堪らなく思はれたのだ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...どうも会ってみたくて堪らなくなりましたんで...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「都会と田園」
...」――延子の前にのめのめと顔を曝してゐることが堪らなく苦痛になる...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...それがいかにもめおとの縁の浅いことを証拠だてるようで堪らなくかなしかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...堪らなくなって、姉や下男たちは、戸外へ走って行った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索