...とても固くて噛み切ることはおろか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...舌には苦がき紙筒(はやごう)を噛み切る口の黒くとも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...舌には苦(に)がき紙筒(はやごう)を噛み切る口の黒くとも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...接吻の際に相手の舌を噛み切るという着想は...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...舌を噛み切るほうが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...噛み切るだけが却々(なか/\)容易な事ではなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...麝香鼠は自由になるために自分の第三の脚を噛み切るであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おれは白蟻のように噛み切ることはできないおれは飛行機のように軽快に空を飛ぶことはできないだが脳髄の中の空間に飛行船を遊歩させることはできる現在の頁を空白に削りとられた者の前には明日の希望が堂々と逍遥し始めるのぞき窓からのぞき込む鋭い二つの目も希望の青空を漂泊するおれの飛行船をのぞき得ないし...
陀田勘助 「おれの飛行船」
...大根の芽を噛み切る夜盗虫なるものを退治してやつた...
種田山頭火 「行乞記」
...噛み切る時に赤い紙の表を上にして噛み切り...
寺田寅彦 「柿の種」
...かりかりと噛み切る光景が鮮明なクローズアップとなって想い出される...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...もう噛み切る力もなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...左前に合せるのは變だらう」「あつしもさう思ひましたよ」「赤い振袖を左前に着て舌を噛み切るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火繩を噛み切る外に手段は無かつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを噛み切るまでのお靜の努力は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...舌を噛み切るからね」顎十郎とひょろ松が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...てんで噛み切ることも出来ませんのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...奥歯で噛み切るように云った...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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