...何れの民族も、その未開の時代に於て、嘗て一度び、この信仰を有せざりしはなし...
高木敏雄 「比較神話学」
...嘗て陸軍当局が一年志願兵制廃止の意向を帝大へ通告したことがあつた...
辰野隆 「浜尾新先生」
...彼は從來實業に從事して嘗て政治運動に關係したることなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼の祖父の重豪(しげひで)と同じで、今に、男女共、口を嘗めろ、と、悉く、異国の真似をするようになる」富士春が「犬を嘗めろ、鼻べちゃ」と、呟いた...
直木三十五 「南国太平記」
...自分の父が嘗て世の所謂(いはゆる)伴食大臣(ばんしよくだいじん)となつて爵位を得て居るのを幸ひ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...おつぎは嘗(かつ)て青年(せいねん)との間(あひだ)に一語(ご)を交(まじ)へることさへ其(その)權能(けんのう)を抑(おさ)へられて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...嘗(かつ)て何かのはづみに...
夏目漱石 「それから」
...あの犬畜生に死ぬよりも辛い苦しみを嘗(な)めさせようと思つたのが何うして惡い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうかすると塩を嘗(な)めながら召し上がっていらっしゃいます」金棒曳(かなぼうひき)らしい女が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...西田はひどい辛酸を嘗めた...
原民喜 「廃墟から」
...自分が嘗て口にしたといふ思ひも寄らぬ言葉を...
牧野信一 「小川の流れ」
...自分が嘗て厭味に思つてゐた凡ては...
牧野信一 「松竹座を見て(延若のこと)」
...ユダヤ王の姫サロメもその身が美しかつたばかりで死ぬ迄嘗て一度も悲しみといふものを感じたことはないと思はれます...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...この静かな夜頃を楽しく渡つて行かないのだらう?私は嘗て...
三好達治 「測量船拾遺」
...嘗て雑誌に出たものがここに増補され...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...ただしはまた彼の嘗という祭と...
柳田国男 「海上の道」
...『釈日本紀(しゃくにほんぎ)』の巻七に引用した私記の一説に、爾波奈比は嘗也、之(これ)を爾波と謂(い)ふなり...
柳田国男 「海上の道」
...一時の和親を保って臥薪嘗胆(がしんしょうたん)...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
- 野球選手の堂林翔太さん: 広島の内野手、10年連続の護摩行で勝利と1軍での活躍を誓う 🔥
- 野球選手の桑田真澄さん: PL学園OB会長として、学校存続と野球部復活への思いを語る。 ⚾️
- スキー選手の葛西紀明さん: ノルディックスキー・ジャンプのレジェンドで、W杯出場回数のギネス記録保持者。🏂
