...二葉亭のお父さんも晩酌の膳(ぜん)に端唄(はうた)の一つも唄うという嗜(たしな)みがあったのだから...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...余(よ)は酒をば嗜(すか)ざるゆゑ茶を喫(のみ)て居たりしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...そう云っても今日は一と通り身嗜(みだしな)みもしているらしいのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...然もその読書を嗜(たしな)むの深き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この際の思想的な嗜好は...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...江戸ッ子特有の嗜(たしな)みであろう...
永井荷風 「草紅葉」
...古蹟を訪(と)う事は即ち風流な最も上品な嗜(たしな)みとして尊ばれていたので...
永井荷風 「日和下駄」
...其主人がわたくしの嗜読する種類の書冊を能く承知してゐて...
永井荷風 「来訪者」
...私は詩や書や煎茶(せんちゃ)を嗜(たし)なむ父の傍(そば)で育ったので...
夏目漱石 「こころ」
...日頃の嗜(たしな)みも忘れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鎌倉時代の水呑百姓が今日の農民の如く文學の教育もあり美術の嗜みもあつたとは思はぬ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...これが私の生まれつき一番な嗜好で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...粗生原料に価値を与える人類の熟練と嗜好よりも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...キンダマの保全法くらいは是非嗜(たしな)み置かねばならぬと存ずる...
南方熊楠 「十二支考」
...武芸の嗜(たしなみ)のあることを人に知られて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この嗜好(しこう)は喜多静廬(せいろ)の祭礼を看ることを喜んだのと頗(すこぶ)る相類(あいるい)している...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ちと嗜(たしな)みをもて...
吉川英治 「新書太閤記」
...交響楽によって嗜色人の踊がはじまると...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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