...音楽の品定めがそこで成立つ...
泉鏡花 「婦系図」
...かう云ふ品定めをすることもある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そんな品定めをしているうちに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これが問題の品定めでございます」投げ出された一枚の大判の紙の折本になったのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...名古屋美人の本格の品定めでございますよ」「どうぞ...
中里介山 「大菩薩峠」
...皆様が長押(なげし)へお貼りになった品定めの番附が見えないようでございますが……」なるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの晩の品定めがあることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日の講演の品定めという段取りになった...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...そしていろいろな反物を、畳の上に拡げて、品定めに、一時間も二時間も坐(すわ)り込んでいた...
中谷宇吉郎 「私の生まれた家」
...娘の品定めを訊(き)いてるわけじゃねえ」「でも一人で感心して居ちゃ勿体(もったい)ない位で」「呆(あき)れた野郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ラム・ダスはよく外を通って行く人の品定めをして...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...雨夜の品定めの如きも未だその全貌を尽しては居まい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...十分に品定めすることができた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ベリントン大佐こそ藩王を品定めするうってつけの人物だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...品定めして、この男は、こと我が身の安全に関する限り、他人を顧みない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...左馬頭(さまのかみ)は女の品定めの審判者であるというような得意な顔をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...品定めの夜の話を思い出していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの雨夜の品定めを聞いて以来好奇心はあらゆるものに動いて行った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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