...自分ながら呆れるよ...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...)と云う体で呆れると...
泉鏡花 「婦系図」
...ただ呆れるより外なかったのである...
海野十三 「蠅男」
...歯のぬけた口で茹章魚を食べビフテキを食べるのだから自分ながら呆れる...
種田山頭火 「其中日記」
...何とでつかい胃袋! 自分ながら呆れる/\!けふ始めてことしの蝶を見た...
種田山頭火 「松山日記」
...呆れるほどの子供っぽい頑是なさを發揮するのだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...驚き呆れるのはさらさら無理のないことだろうじゃありませんか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...すまして春本や春画をかいていた其の瞬間の胸中をば呆れるよりは寧ろ尊敬しようと思立ったのである...
永井荷風 「花火」
...宣教師と結托したミシン会社の辣腕(らつわん)に呆れる方が本当なのかも知れないが...
中島敦 「環礁」
...全く無頓着(むとんじゃく)であったのだから橋本も呆れるはずである...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...こんなのを嬉しがつて聽いてゐたのかと呆れるばかりだ...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...「あツ」「何時の間に持つて來あがつたんだ」さすが錢形の平次も驚き呆れるばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「小判をおくれよ」おどろき呆れる平次の前へ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まア」驚き呆れるのも無理はありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の呆れる程ボケてみせる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...有益な良書であり良雑誌であると思うコケ共の多いに呆れる...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...これを驚くと云はんよりは寧ろ呆れると云ひたい程である...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...――ずいぶん呆れるじゃありませんか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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