...――どうも可笑しい...
芥川龍之介 「長江游記」
...辻川博士? それア可笑しい...
海野十三 「地球盗難」
...可笑しいのは小道具に使はれる恋文である...
高田保 「恋文」
...彼の珍しい脱線振りが可笑しいので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...何が可笑しいと聞かれると実は返答に困るような甚だ他愛のない...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...さきが劍客だけに滅多なことは出來ないのだから更に可笑しいのである...
長塚節 「撃劍興行」
...話しになるが――」三輪の萬七は錢形平次の馬鹿念を押すのが可笑しいと言つた調子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可笑しいと思ひます」笹原は飮みかけた紅茶茶碗を宙に浮かしたまゝ大きい眼をしてぢつと早苗の顏を眺めてゐた...
林芙美子 「風媒」
...「可笑しいな...
葉山嘉樹 「信濃の山女魚の魅力」
...女子部の生徒のなかでも、特に山川をひいきにしていた十人ばかりが、花束ならぬ、紙の国旗を持って営門に並んだが、いじらしいやら、可笑しいやらで、涙を滲ませたり、忍び笑いをしたり、さんざんだった...
久生十蘭 「蝶の絵」
...可笑しいといふのは...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...可笑しい/\口まがりにはどうしてもつかまらない...
牧野信一 「池のまはり」
...膳の下の膝がしらが可笑しい程震えてゐるのさへ止め難かつた...
牧野信一 「病状」
...その容子が可笑しいので...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...人間というものは可笑しいこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やはりいろいろと可笑しい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おとなしい動物らしさが可笑しいような...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょうは可笑しい日です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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