...默つてゐるのも可笑しいから...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...本来ならばもう「お嬢さん」だの「娘(とう)ちゃん」だのと呼ぶのには可笑しい年頃なのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「姉ちゃん云うたら可笑しいやないか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今頃起きて歯を研くのはどうも可笑しい...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...余り可笑しいので...
豊島与志雄 「公孫樹」
...「可笑しいわ、喜代子さんは...
豊島与志雄 「叔父」
...少し可笑しいぞ、と自分で思うくらいに俺は興奮していた...
豊島与志雄 「神棚」
...「何が可笑しい」「可笑しいのよ...
林芙美子 「瀑布」
...「何がそんなに可笑しいんです?」とチチコフは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...すっかり好き――商売的に――なったから可笑しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...見てゝも可笑しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...可笑しいや!」しかし守吉の声は...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...樽野は何が可笑しいのか...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...きのうは可笑しい日でね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それからもう一つ可笑しい話...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...子供が使うと可笑しいと云われてよく意味が分らなかったことを思い出します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...可笑しいと面白い...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...大きな顔の上に小さい島田髷が載っている工合は随分可笑しい...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
便利!手書き漢字入力検索