...この梅花を恐れざる可からず...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...「ある可き事」のみを念頭に置くが故に「ある可からずして而もある事」は次第に意識より消えて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...また無かる可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...子孫敢て之を相継ぐ可からず...
太宰治 「右大臣実朝」
...随って其の前後の経過を暗示せしむるに足る可き最も含蓄ある瞬間を択ばざる可からず...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...或る人民の食ふ可からずとする物(もの)を他の人民は喜(よろこ)んで賞玩(せうくわん)するの類其例(れい)决(けつ)して少からす...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...時としては沈默を守るの反つて政治家の利益たるを知らざる可からず伯は他の政治家に比して割合に變説少きに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...されど此の際に於ける出來事は一切暗黒より暗黒に移りて方物す可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而して大隈伯の如きは思想交通の一機關として頗る有効なる働らきを爲しつゝあるを記憶せざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ實に閣下の一大失策なりと謂はざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...賢哲の用意を爲すに於て未だ必らずしも晩れたりと謂ふ可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...先づ時代を非認せざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の一種の潜勢力は多少内閣に威重を加へたりしやも知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...恐らくは進歩党の存在を危くするに至るなきを保す可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...我国議会有つて以来最も醜悪の議会なりと断言せざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下の内閣は正さしく存在の資力を失ひたるものと断言せざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯の理想に適合せる政党と為りたるの日ならざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政党内閣は暫らく断念せざる可からずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
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