...唯一つの癖は戸の開閉(あけたて)がおそろしく口やかましい事で...
薄田泣菫 「茶話」
...おまえほど口やかましい女は...
太宰治 「愛と美について」
...そうならそのように予(あらかじ)め親類の口やかましい方面へ相談をし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...全く彼女の身になったらば口やかましいこの老人の伽(とぎ)をするのも大概ではなかろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...当時の最も口やかましい権威者たちのある者が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その口やかましい信仰深い母親は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...口やかましい独逸(ドイツ)の学者がこれに対して抗議を申し込んだのに対して...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...口やかましい事と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...口やかましいと言つたところで申分なくよく出來た人だ」「すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し口やかましいけれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――身体の悪い定五郎が口やかましいのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金費ひが荒くて口やかましいから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家(うち)でも口やかましい人が外に出ていてくれるのだから...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...あんまり口やかましいので...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...口やかましい姑(しゅうとめ)と...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...口やかましい忠告に従わなければなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方では妻の吝嗇と嘘つきと口やかましいのにあいそをつかしていた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...いったい何騎帰ってきたか」「あまりな惨敗ではないか」「丞相のご威光を汚(けが)すもの」「よろしくふたりの敗将を馘(くびき)って街門に曝(さら)すべしだ」などと都雀(みやこすずめ)は口やかましい...
吉川英治 「三国志」
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