...化学の部分はファラデーが受け持ち...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...その受け持ち時間だけ行つたらいい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...引き締つた熱心の顏で勢ひよく受け持ちの教室に這入ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...胎内の方は野見の親父(おやじ)さんの受け持ちで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二十歳ぐらいの受け持ちの女中が膳を持つて来てゐた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...物理の受け持ちの田丸先生はなかなか容易に承諾を与えられなかった...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...同県学生のうちで試験を「しくじったらしい」二三人のためにそれぞれの受け持ちの先生がたの私宅を歴訪していわゆる「点をもらう」ための運動委員が選ばれた時に...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...受け持ちの講義の時間を忘れてすきな仕事に没頭していたり...
寺田寅彦 「涼味数題」
...高等課の受け持ちである...
戸坂潤 「社会時評」
...花はまさしく花派の受け持ちだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...向は經傳(六藝)・諸子・詩賦を受け持ち...
内藤湖南 「支那目録學」
...専門誠一の受け持ちの池田先生のお話によると...
永井隆 「この子を残して」
...身のまわりと受け持ちの部屋部屋に出ているものをことごとく整理し...
羽仁もと子 「女中訓」
...滿七年間の勤務を續けたのであつたが受け持ちは...
正宗白鳥 「回想」
...あの惟光(これみつ)の受け持ちの五条の女の家を探る件...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御座(おまし)の後ろの四つの屏風(びょうぶ)は式部卿(しきぶきょう)の宮がお受け持ちになったもので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかしその中にはどうしても鼻でなければ受け持ち得ない役が又どの位あるか判(わか)らないのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...言わば日本人が受け持ち日本人が形成した限りにおいての隋唐文化が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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