...各受け持ちの仕事は少しも手をゆるめないで働きながらの話に笑い興じて...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...受け持ちの聖書の講義をしてゐるときのことだつた...
薄田泣菫 「茶話」
...こんな興業物的の方は友達の方が受け持ちでやったのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二十歳ぐらいの受け持ちの女中が膳を持つて来てゐた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...高等課の受け持ちである...
戸坂潤 「社会時評」
...なかの言葉の受け持ちをきめた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...耕作は赤木が受け持ち...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...向は經傳(六藝)・諸子・詩賦を受け持ち...
内藤湖南 「支那目録學」
...専門誠一の受け持ちの池田先生のお話によると...
永井隆 「この子を残して」
...ただ自分の受け持ちの仕事をいかにしたら一〇グラムでも多くのパンにかえることができるか...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...歴史を受け持ちながら...
夏目漱石 「作物の批評」
...なるほど久助君の受け持ちだった山口先生ににてはいるが...
新美南吉 「嘘」
...受け持ちの山口先生である...
新美南吉 「嘘」
...身のまわりと受け持ちの部屋部屋に出ているものをことごとく整理し...
羽仁もと子 「女中訓」
...本官の受け持ちは別な下院地区でして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...下水の掃除を一手受け持ちと任じたらよいようだが...
南方熊楠 「十二支考」
...しかしその中にはどうしても鼻でなければ受け持ち得ない役が又どの位あるか判(わか)らないのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...学校で歴史の時間を受け持ちながらする会社勤めについてまた彼は考えるのだった...
横光利一 「旅愁」
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