例文・使い方一覧でみる「取り上げる」の意味
スポンサーリンク...いいかえれば映画作家として映画的表現に適しないものを取り上げることがなぜ良心的なのであろうか... 
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...老人は取り上げるけしきもない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...父親はお庄の真赤になって炙っている玉蜀黍を一つ取り上げると...
徳田秋声 「足迹」
...正当な視角から問題として取り上げることが出来ないように初めから出来ている...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...私は方法概念に関わる最後の問題を取り上げる機会に来た...
戸坂潤 「科学方法論」
...ヘーゲルは却って矛盾に陥ることを理性の本性として取り上げる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...彼等は多く新聞を――充分な意味での――イデオロギーの機関として取り上げることを欲しないし又出来ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ジャーナリズムの取り上げる処が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そういう認識論を取り上げる権利があるわけだ...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...だがその際生産関係はどういう意味の下にこの倫理学の取り上げる処になるかというと...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...勿論このやうな言葉は取り上げるに足るまい...
北條民雄 「井の中の正月の感想」
...彼女はもう一通を取り上げると...
北條民雄 「道化芝居」
...受話機を取り上げると直ぐ...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...日本の詩人はカエデの場合に常にこの楓の字を取り上げるとなるとたちまち詩作の上で支障を生じ大いに困ることだと思う...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...誰が何を取り上げる事が出来ます？ 先生こそ身体に気を附けて...
三好十郎 「好日」
...ハッキリするレンズの中のゲージの鉄がギラリと光る！夢中で私の手は部品を取り上げる又取り上げる！ 又取り上げる！ダダダ...
三好十郎 「殺意（ストリップショウ）」
...衝動的に茶碗を取り上げると...
山川方夫 「愛のごとく」
...それから杉折りを取り上げるとペキンペキンと押し割って薪（まき）のように一束にして...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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