...通り道がはの席を占める爲め...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...神代(かみよ)のような静寂が天地を占めるなかに...
谷譲次 「踊る地平線」
...世界に対して特異の地位を占めるものとしての日本民族...
津田左右吉 「日本精神について」
...指導的な位置を占めると云って好いだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...軍事的勢力の社会機構上に占める位置は一歩一歩高まりつつあったことは今云った通りだが...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...今では其所(そこ)で重要な地位を占める様になつた...
夏目漱石 「それから」
...もうこれ丈け味を占めると...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...』ただし第一版では狩猟状態に関する事実はアメリカ・インディアンのものが大部分を占めるのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...煖炉の近くで最もいい場所を占めるにある...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...嘘もここでは名誉の地位を占める...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この書の第一章を占める「工藝の美」と題した篇だけを読まれればよい...
柳宗悦 「工藝の道」
...それも工藝史の一部を占めるでしょうが...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...民衆によって保持された文化のよき一部を占める...
柳宗悦 「民藝四十年」
...是が中心の地位を占める時代が来て...
柳田国男 「海上の道」
...その町ぜんたいを占める広大な邸をみつけた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...満蒙の農産物の重要な位地を占めるに到るであらう...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...主座を占めるものだが...
吉川英治 「折々の記」
...全編の約三分二を占める...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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