...それから昨年余の岩波講座に執筆したる『明治哲學の囘顧』には劈頭第一に西周氏を擧げて論じたのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...劈頭第一に異邦の地名を掲げ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この気運はまず開会劈頭に選挙干渉上奏案となってあらわれた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭に工藤行幹が立って質問し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭(へきとう)の手紙の全文から立ちのぼる女の「なま」な憎悪感に就いては...
太宰治 「女の決闘」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...彼れ自(みずか)らその猛気を用いたる劈頭(へきとう)に加えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而も極めて明白に喝破したる劈頭語なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之を劈頭に出した...
内藤湖南 「支那目録學」
...心のうちで劈頭(へきとう)に「まさか」と叫んだ彼は...
夏目漱石 「明暗」
...はたして劈頭(へきとう)に津田の毒気(どっき)を抜いた...
夏目漱石 「明暗」
...劈頭(はな)から踏込んで縛るのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...Everyman's Libray のPoe's Tales of Mystery and Imaginationの編者の序文の劈頭(へきとう)に...
平林初之輔 「ブリユンチエールの言葉について」
...将(はたま)た延期すべきやは第一帝国議会の劈頭(へきとう)第一の大問題となった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「安井では仲平におよめを取ることになりました」劈頭(へきとう)に御新造は主題を道破(どうは)した...
森鴎外 「安井夫人」
...劈頭(へきとう)第一に掲げなければならぬのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...作戦として筆者の主将組が劈頭(へきとう)に出た...
夢野久作 「ビール会社征伐」
...孔子はシナ思想史の劈頭に立っているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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