...この自尊心の毀損(きそん)を恢復(かいふく)しようと試みた...
芥川龍之介 「鼻」
...衆人の誹毀(ひき)に対し自己の尊厳と独立とを維持せしむるにおいて無比の力を有するものは聖書なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...ポッツリと一軒の毀(こわ)れかかった空家があって...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...あれでは全く打毀(ぶちこは)しです...
薄田泣菫 「茶話」
...自分で毀したものもあるが...
高村光太郎 「回想録」
...高歌狂乱シテ信者ノ機嫌ヲ毀チ...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...父母より受けたる身体髪膚(はっぷ)を妄(みだ)りに毀(やぶ)り傷つくるは古人の戒むるところであるのに...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...感覚に対して私の有したすべての信頼を毀していった...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...家を毀(こぼ)つ貧士二十金」の一聯はこの事を指すなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...雖然、造之者、能毀之...
西周 「靈魂一元論」
...金造 (壁が毀れぬので...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...毀れかかった椅子の上に服が脱ぎすててあったり...
松本泰 「日蔭の街」
...璧を毀(こわ)して去ったと出づ...
南方熊楠 「十二支考」
...毀誉褒貶(きよほうへん)の旋風(つむじかぜ)に翻弄(ほんろう)せられて...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...われに示すにハルトマンが審美學のうちにて我が假借し來れる部分を打ち毀(こは)すに足るべき無理想の審美學を以てせよ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...世間の毀誉褒貶(きよほうへん)は顧みない...
森鴎外 「蛇」
...――一人の女のために二十年の友情がこんなに脆く毀れていいだろうか...
山本周五郎 「はたし状」
...世間の毀譽褒貶のなかにも...
吉川英治 「折々の記」
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