例文・使い方一覧でみる「冥土」の意味

...彼女は冥土に娘を送り届けたと言った... 彼女は冥土に娘を送り届けたと言ったの読み方

...父の冥土の日には、家族でお墓参りをする予定だ... 父の冥土の日には、家族でお墓参りをする予定だの読み方

...冥土の旅に出る前に、未練のあることをきちんと片付けたい... 冥土の旅に出る前に、未練のあることをきちんと片付けたいの読み方

...彼の死後、冥土に送るためのお金を募金で集めた... 彼の死後、冥土に送るためのお金を募金で集めたの読み方

...冥土の存在について、人それぞれ異なる考えを持っている... 冥土の存在について、人それぞれ異なる考えを持っているの読み方

...尾形君に感謝を捧げながら冥土へ行くだろうって... 尾形君に感謝を捧げながら冥土へ行くだろうっての読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「あの顔」

...利休は冥土（めいど）へ行ったのであった... 利休は冥土へ行ったのであったの読み方
岡倉覚三村岡博訳「茶の本」

...性懲（しょうこ）りもなくかれらの冥土の湖で――... 性懲りもなくかれらの冥土の湖で――の読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...我は冥土におり行かむ... 我は冥土におり行かむの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...（お前の母を、わしが、手にかけたと同様にして殺したが、よく、冥土で、母に、わしの恋の、偽りでなかったことを、話してくれ）月丸は、頬へ、涙の流れるまま、暫く、眼を閉じていたが（義観に近い、こんなところで、泣いて、もしも、見つかったなら――）と、思うと、手拭で、手早く、涙を拭いた... 月丸は、頬へ、涙の流れるまま、暫く、眼を閉じていたがと、思うと、手拭で、手早く、涙を拭いたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...冥土（あのよ）から來た幽鬼（いうき）のやうに... 冥土から來た幽鬼のやうにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...冥土（めいど）の障（さは）りにもならう」平次は妙な年寄り染みたことを言つて... 冥土の障りにもならう」平次は妙な年寄り染みたことを言つての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...亡者を追っかけて冥土（めいど）まで... 亡者を追っかけて冥土までの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...君子は二人の老人のうしろにお盆を持って控えて、これも吸取るような眼つきで三十郎の顔を見詰めているので、そのうちに三十郎は、自分は松久三十郎なぞではなくて、冥土の便宜で、あの世から三人の肉親を慕ってはるばるこの世へ戻って来た関原弥之助自身なのかも知れないというような不思議な気持になって来た... 君子は二人の老人のうしろにお盆を持って控えて、これも吸取るような眼つきで三十郎の顔を見詰めているので、そのうちに三十郎は、自分は松久三十郎なぞではなくて、冥土の便宜で、あの世から三人の肉親を慕ってはるばるこの世へ戻って来た関原弥之助自身なのかも知れないというような不思議な気持になって来たの読み方
久生十蘭「生霊」

...話に聞く、冥土の朝景色は、こんなふうでもあろうかと思うばかりだった...
久生十蘭「奥の海」

...助けてちょうだい」冥土からいま着いたというような... 助けてちょうだい」冥土からいま着いたというようなの読み方
久生十蘭「雲の小径」

...冥土の明窓（あかりまど）から見ていてやるぞ」気がついて... 冥土の明窓から見ていてやるぞ」気がついての読み方
久生十蘭「ボニン島物語」

...私の往生は疑いもなく安楽至極で冥土の旅路も何んの障りもないであろう...
牧野富太郎「牧野富太郎自叙伝」

...彼は死後生より重き幾倍の苦痛――冥土にてその友と寡婦に逢うの苦痛...
宮崎湖処子「空屋」

...今でも村の人々は此地を冥土の往来の入口といひ... 今でも村の人々は此地を冥土の往来の入口といひの読み方
柳田國男「信濃桜の話」

...どっちにしても冥土の道連れだ... どっちにしても冥土の道連れだの読み方
夢野久作「冥土行進曲」

...冥土の土産にわが働きを見て行くがいい」と... 冥土の土産にわが働きを見て行くがいい」との読み方
吉川英治「三国志」

...一足先に冥土（めいど）へ立った卑怯者は... 一足先に冥土へ立った卑怯者はの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「冥土」の読みかた

「冥土」の書き方・書き順

いろんなフォントで「冥土」