...町通りに必ず魅惑的な外見を与える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私の舌に魅惑的な後味を残した...
外村繁 「澪標」
...躍(おど)り立つ執拗(しつよう)な魅惑的な律動(リズム)……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは何んという魅惑的な...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...妙子は一万円で私の手に巽妙子の美しさ、あの魅惑的な、そのくせナイーヴな、素晴らしい顔は皆様も御存じでしょう、身体も日本人にしては珍らしく整った方で、小麦色の素肌の美しさなどは、外国人の肌にも滅多にありません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...異常に魅惑的なものは滅多に無かったでしょう...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...この娘を比類もない魅惑的なものにしてをりをす...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙に魅惑的な黒装束の年増振りが...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...どうかしたら斯んな魅惑的な声を持って居たかも知れません...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...そのうえさらに魅惑的な国は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...実に魅惑的な素振りをするのであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼等は慈善を褒めそやして魅惑的なもっと幸福な社会状態を劃(えが)き上げ現存制度を破壊し自分達の野心の深謀を進めさえすればよいとしているか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...壮大な魅惑的な学説であって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...魅惑的な印象を受けたことは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...美女がこんなふうでいることは最も魅惑的なものであると見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私の眼の焦点は自動的に拡大し、対象物とのあいだに一種の保護膜を張ったのであるが、それでもなお彼女たちの逞(たくま)しい肉躰、特に第二次性徴と呼ばれる部分のよく発達した、魅惑的な、というよりもむしろ涜神(とくしん)的なまるみやふくらみが、私の視覚をとらえて放さなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...色情感にみちみちた魅惑的な情欲の光であった...
夢野久作 「少女地獄」
...日本化された近代芸術が生む不可解な詩――鋭い文――デリケートな画――音楽――舞踊――そんなものの中に含まれている魅惑的な段落やポーズ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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