...内々小児をだしに使って...
泉鏡花 「婦系図」
...町内々々でも火の用心をしていたことであろうが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...内々様子を聞いたらしくて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分デモ疾ウカラ内々ハ気ヅイテイテ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...只今、何うなりました?」「泉州、堺におって、内々、わしが見ておるが、この浜村に、よい娘がある...
直木三十五 「南国太平記」
...内々の当込(あてこ)みがフイになってはたまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...内々でもいいから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...とうとうこんな商買を内々で始めるようになりました...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...内々のお願いですから」肩で暖簾を揉(も)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――御用は何でございましょう」「内々(ないない)にお願い申上げたいことがございます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内々はお里の悲歎を見張つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内々でお達しがあつたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私どもは内々不平であつた...
三木清 「辞書の客観性」
...川岸へ通ずる道路で内々のお稽古...
山本笑月 「明治世相百話」
...『陛下はやはり古風がお好きなのかもしれない』宮内当局は内々こうも考えてみた...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...呉侯のご内意でもあるか……」「内々...
吉川英治 「三国志」
...坂東武者というやつは、元来がそういうところで自己を託している人間の将器というものの軽重(けいちょう)を、内々、測(はか)っているやつだ...
吉川英治 「私本太平記」
...かねて父皇にも内々には...
吉川英治 「私本太平記」
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