...元人の骨法を得たりとて、風流好古の士、こゝに來りて賞玩するもの多かりしことは、江戸名所圖會にも見えたり...
大町桂月 「狹山紀行」
...雪のついでにその大略を記して好古家(かうこか)の談柄(だんへい)に具(ぐ)するのみ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...好古家同志として教授に親しみのある話しをしてる間...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...その僧職の好古家は床の上に立ってる大きな木製のローソク台にただ四本の丈高いローソクをとぼして会堂の照明を計った...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...気の毒な老ウォルター氏は正直な好古家であったのじゃ...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...ある時好古癖(こうこへき)の甥が来て寿永じゃありません宝永ですと云うた...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...次有二好古都國一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...松下見林の異稱日本傳には次有伊邪國より好古都國に至る二十一字を脱したり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...酒井好古堂兼て誂へ置きたる国周の錦画開化三十六会席を持来る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...好古癖のあるお銀様でも来て見れば案外の掘出物を見つけるかも知れないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...好古ノ主意ヲ失フ者トス...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...貝原好古の『日本歳時記』一に「本朝古えの俗に...
南方熊楠 「十二支考」
...三村氏は古京遺文に斎が仏足石の事を言つて、京遊云々の語をなしたことを記憶してゐて、わたくしに告げ、又好古小録、好古日録に就いて索(もと)めたなら、其形跡が得られようと云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...扨好古小日録之填註を精査候処...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「好古日録永仁古文孝経の条に斎云...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「頃有嘲好古者謬云...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...田島賢次という名で仁寿山というところや好古堂という学校で修業した...
柳田国男 「故郷七十年」
...彼らは巨大な翼に乗って星間のエーテルを渡ることができ――好古家の同僚が大分昔に話してくれた不思議な丘の伝説を奇妙にも裏付けていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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