...雪の中を八王子まで...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...新宿から電車で八王子へ...
種田山頭火 「旅日記」
...八王子まではざっと六里...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つゆ霽(は)れやたう/\/\と麦(むぎ)を撲(う)つ(明治四十三年 六月二十九日)有たぬ者新宿八王子間の電車線路工事が始まって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...八王子の天然理心流の家元へ養子になった有名な荒武者であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は今晩中に八王子在の田舍へ歸ることにしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...漸く八王子に小屋掛けしてゐるのを見付けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八王子歸りに泊つた筈だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八王子へ行くと言つて飛出しちや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八王子近くなりますから」内儀はそう言つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「八王子って遠いんだろう‥‥何しに行くの‥‥」「おばあさんがいるんだよ」「君一人で行くの‥‥」「ああ...
林芙美子 「お父さん」
...今歳(ことし)この度(たび)みやこを離(はな)れて八王子(わうじ)に足(あし)をむける事(こと)これまでに覺(おぼ)えなき愁(つ)らさなり...
一葉女史 「ゆく雲」
...黒田謙からたのまれた八王子のオザへ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八王子を経て、甲斐国(かいのくに)に入って、郡内、甲府を二日に廻って、身延山(みのぶさん)へ参詣(さんけい)した...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...八王子からガタ馬車...
山本笑月 「明治世相百話」
...――そこは武蔵野の西端で立川の流れを越えれば八王子の宿に遠くありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...八王子街道の方へ...
吉川英治 「野槌の百」
...と――黒い人影のなかを泳いで、百のあとをさがしていた、なで肩の若い浪人は、「はてな、どっちへ?」と血眼をくばって、「オオ」と、かん酒屋の灯がならんでいた寺前を、八王子の方へ、走りかけた...
吉川英治 「野槌の百」
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