...僧侶の遺骨の手足全きは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...互いに相全きことを得るなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...しかしその全き解決は勿論新約において在るのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今日の人間の団体生活は実に不完全きわまるもので...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...全き花と云うよりも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御眼を垂れてくださりませ!いと畏きいと崇高き殿下の全き謙譲忠実柔順なる僕(しもべ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「あれが彼等の云ふ全き人なのであらうか...
「修道院の秋」
...愛の歡喜に充たされるならば一瞬時も全き永遠そのものである...
波多野精一 「時と永遠」
...全き人間の片割れでしかない...
波多野精一 「時と永遠」
...全き自己が他者のものであるとともに全き他者は自己の所有に歸する...
波多野精一 「時と永遠」
...全き絶望に陥ち込むことが出来たらなあ...
北條民雄 「断想」
...今時かかる設備全き神社が...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...私は審美的理想と社会的理念との間に全き調和を観じる...
柳宗悦 「工藝の道」
...ましていかに多くの正しい作を全き忘却の中に埋葬しているであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...知の室に全き美を迎えることはできぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...技術への全き支配と離脱とがある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これ吾人の心胸にひそむ「全き人格」の片影がその本体と共鳴するのである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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