...小島君は総入れ歯をし...
芥川龍之介 「剛才人と柔才人と」
......
高見順 「死の淵より」
...中央公論)九 歯父は四十余歳ですでに総入れ歯をしたそうである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...総入れ歯の準備として...
寺田寅彦 「自由画稿」
...とうとう思い切って根本的に大清算を決行して上下の入れ歯をこしらえたのが四十余歳のころであった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...その抜けた跡だけ穴のあいた入れ歯をはめたままで今日に至っている...
寺田寅彦 「自由画稿」
...父はきげんのよくない時総入れ歯を舌ではずしてくちびるの間に突き出したり引っ込ませたりする癖があった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...平生でもとかく気になる入れ歯がよけいに気になりだす...
寺田寅彦 「自由画稿」
...あれなどもやはりこのイブラヒム老人の入れ歯の注文とどこか一脈相通ずるところがあるような気がするのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...よく考えてみればみんなイシャクの入れ歯をイブラヒムの口にはめて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...がたがたの穴のあいた入れ歯で事を足しておくのも...
寺田寅彦 「自由画稿」
...総入れ歯や歯みがき粉や散薬や強壮剤などを売りつけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...美しい皓(しろ)い入れ歯が光る...
林芙美子 「晩菊」
...その歯科医療の状態と入れ歯の特徴を詳細にラジオで放送し...
牧逸馬 「土から手が」
...ガクガク入れ歯を噛み鳴らしながら...
正岡容 「小説 圓朝」
...これに総入れ歯を外して睨(にら)まれると...
山本周五郎 「青べか物語」
...曹操は歯医者を招いて入れ歯をさせていた...
吉川英治 「三国志」
...入れ歯などおさせ申しておる」「お情け...
吉川英治 「新書太閤記」
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