...彼は偉大な政治家を僭称している...
...彼女は何でも知っていると僭称するが、実際には専門家ではない...
...彼は自分が社長であると僭称し、詐欺を働いた...
...資格がないのに医者を僭称してはいけない...
...彼は代表者であると僭称しているが、実際にはそうではない...
...僭称(せんしょう)して十三里...
泉鏡花 「薄紅梅」
...あの“東京要塞”と僭称(せんしょう)していた某大国の秘密砲台の位置発見に大功(たいこう)をたてた自記地震計のドラムを硝子(ガラス)張りの箱に入れて...
海野十三 「東京要塞」
...これが革命家という名を僭称している百人中九十九人の夢なのだ...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...諸原因の秘密の力や勢力を説明すると僭称してきた哲学者たちの数々の意見に見られる種々雑多な多様性からは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...かくのごとき官名の僭称(せんしょう)の嫌(きらい)ある字(あざな)は一時禁ぜられたことがあります...
柳田國男 「名字の話」
...右翼団体などと僭称(せんしょう)しておるが...
山本周五郎 「季節のない街」
...甚だしきに到っては奏任以上までが腰弁を僭称しているが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この魅力ある「探偵」の二字を僭称する事を遠慮すべきもの也……とか何とか大見得を切られても...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...天子の宗族などと僭称しておるのみか...
吉川英治 「三国志」
...嫡子をたてて東宮と僭称(せんしょう)した...
吉川英治 「三国志」
...近ごろ自ら皇帝と僭称(せんしょう)して...
吉川英治 「三国志」
...袁術は皇帝を僭称(せんしょう)して...
吉川英治 「三国志」
...淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)は自己の僭称(せんしょう)せる皇帝の名と共に...
吉川英治 「三国志」
...一笑して「――僭称(せんしょう)の賊...
吉川英治 「三国志」
...天子の皇叔なりなどと僭称していますが...
吉川英治 「三国志」
...彼の魏王僭称(せんしょう)以来...
吉川英治 「三国志」
...漢中王の名を僭称させておいては...
吉川英治 「三国志」
...坂東の将門は、皇位を僭称し、みずから、いる所を、王城に擬(ぎ)し、左右の大臣を任命したり、一夜拵(ごしら)えの文官武官に、勝手な除目を与えて、その勢威は、ほんとうの天子のようだという噂が、都じゅうに拡がった...
吉川英治 「平の将門」
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