例文・使い方一覧でみる「傷つける」の意味
スポンサーリンク...仕事の邪魔をした者に復讐的に顔面を傷つけるという話は聴いている... 
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...その人の病院を傷つけることは実に忍びなかったが...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「青い風呂敷包み」
...彼らの自尊心を傷つける事となる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私の周囲の人々をも傷つけるような破目になった...
種田山頭火 「『鉢の子』から『其中庵』まで」
...偶々私の如き者がランタアンを持つためにかえって古谷氏の真価をその結果において傷つけることになるかも知れないのである...
辻潤 「錯覚自我説」
...自尊心を傷つけるのがいやさに...
徳田秋声 「縮図」
...わたしは自分で自分の信用を傷つけるのもかまわず...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それでは体面を傷つけるわけになるのだということを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...相手を傷つけることでもいわないではいられない久能がそのときいった言葉は...
豊田三郎 「リラの手紙」
...傷つける野獣がその傷口を舌をもってなめるように...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...熱くして人を傷つける火でないことだけは認められる...
中里介山 「大菩薩峠」
...今更眞實（しんじつ）を知らせるのは殿御英明を傷つけるやうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おそらくまだ残っている甥のいろいろな感情を傷つけるようなことをやりたくもありません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...かならず相手を殺すか傷つけるかした...
久生十蘭 「無月物語」
...そういう個人的な義理によって我々の自由を傷つける弊害はいろいろたくさんにございますが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我は爾を傷つける何者をも撃つであろう...
横光利一 「日輪」
...傷つけるな」捻（ね）じ伏（ふ）せた一人の上に折り重なって...
吉川英治 「新書太閤記」
...閹人たちは踊りが高潮に達した時に小刀をもって腕や腿を傷つける...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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