...値打ちがあります...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...いきおいフランシスの値打ちを低く見ておしまいになるのだとも未亡人は考えるのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...これは十両とか二十両とかの値打ちがあると云つた槙にも...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...あのオヤジのお陰でお前の持ち物の値打ちが上るというわけじゃないかね?」「そうですのよ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私がそれだけの値打ちのある話だと思えば...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...そんな莫大な値打ちに相応(ふさわ)しいものであるかということなぞは...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...自分の宝であったところのナオミの値打ちを...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...お庄はその値打ちのものだということを...
徳田秋声 「足迹」
...概して彼は金の値打ちというものをよく知らなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんなものは諸君にとって一顧の値打ちもないけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...勇は、勇そのもののみで、値打ちだぞ...
直木三十五 「南国太平記」
...一羽一銭の値打ちもないすずめ...
永井隆 「この子を残して」
...だから誠一がこの研究に一生をささげる値打ちは十分ある...
永井隆 「この子を残して」
...値打ちのある決心をしたわけだから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...私の願書がまったく値打ちのないものだということが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...英国政府が調査する値打ち物があるかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それらのものの値打ちを見てくれる人が少くなったため...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その値打ちを見ることを知らないのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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