...何んといつても住心地のいゝ日本から...
有島武郎 「骨」
...なかなか住心地(すみごこち)がいい」と父親は長火鉢の前で茶を飲みながら言った...
田山花袋 「田舎教師」
...住心地よく出来た部屋であった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...少し伐つて住心地のよい家を新築して二人の老後を喜ばせ度い...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...家で一番住心地のよいのは西洋館で...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...げに山の手は十一月十二月かけての折ほど忘れがたく住心地(すみごこち)よき時はなきぞかし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...文壇はもつと住心地のよい所ともなるであらう...
中原中也 「よもやまの話」
...女の家は狭かったけれども小綺麗(こぎれい)にかつ住心地よくできていた...
夏目漱石 「行人」
...「お前の在所はどこだい」「川越です」「此家の住心地はどうだ」「皆んな親切な良い方ばかりですから」「若旦那の幾太郎も親切か」お桃の顏はサツと暗くなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...却つて住心地が良ささうですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは飛んだ住心地が良ささうでもあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...住心地の好い家郷を近く身邊に持ち得るのだ...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...身邊に樂しく住心地の好い家郷を持つた幸福人である...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...住心地の悪くなさそうな一間である...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...どことなく住心地が好さそうである...
森鴎外 「雁」
...みょうにこの住心地(すみごこち)の恋しくなるものである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...江戸の住心地(すみごこち)も捨てたものではございません...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...住心地のいい家(うち)で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索