...わけもなく住心地よき住宅は自ら造られる時なのだが...
竹久夢二 「砂がき」
...住心地の好いようにしてくれる...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...なかなか住心地(すみごこち)がいい」と父親は長火鉢の前で茶を飲みながら言った...
田山花袋 「田舎教師」
...少し伐つて住心地のよい家を新築して二人の老後を喜ばせ度い...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...家で一番住心地のよいのは西洋館で...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...無理やりにも少しは居心地住心地のよいように自(みずか)ら思いなす処がなければならぬ...
永井荷風 「日和下駄」
...げに山の手は十一月十二月かけての折ほど忘れがたく住心地(すみごこち)よき時はなきぞかし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...文壇はもつと住心地のよい所ともなるであらう...
中原中也 「よもやまの話」
...「お前の在所はどこだい」「川越です」「此家の住心地はどうだ」「皆んな親切な良い方ばかりですから」「若旦那の幾太郎も親切か」お桃の顏はサツと暗くなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...住心地の好い家郷を近く身邊に持ち得るのだ...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...身邊に樂しく住心地の好い家郷を持つた幸福人である...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...住心地の悪くなさそうな一間である...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...どことなく住心地が好さそうである...
森鴎外 「雁」
...住心地(すみごこち)の好(よ)さそうな田舎家(いなかや)が...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...住心地(すみごこち)の上からいっても...
柳田国男 「母の手毬歌」
...住心地のよさそうな緑の樹は多い...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...江戸の住心地(すみごこち)も捨てたものではございません...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...住心地のいい家(うち)で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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