例文・使い方一覧でみる「伝法院」の意味
スポンサーリンク...伝法院（でんぼういん）の庭で... 
淡島寒月 「諸国の玩具」
...その頃の伝法院の住職唯我教信と懇（ねんご）ろにした...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...椿岳の住（すま）っていた伝法院の隣地は取上げられて代地を下附されたが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...伝法院の庭を知っていますか」突拍子もないことを言う...
高見順 「如何なる星の下に」
...「伝法院の庭というと……」「庭園ですよ」「庭園というと……」「区役所の前の」「ああ...
高見順 「如何なる星の下に」
...仲店から伝法院へ曲がる角にあった火の見櫓（やぐら）に火が掛かり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...伝法院（でんぽういん）の塀をはなれて池の縁（ふち）へ出たところで...
田中貢太郎 「水魔」
...また長平といふ名によつて ちよつぺい とも呼ばれてる伝法院（でんぽふゐん）前の魚屋の息子だつた...
中勘助 「銀の匙」
...伝法院の前に逃げ込んでその塀に突き当りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お秋はよりそうように伝法院（でんぽういん）の裏の方を指しました...
野村胡堂 「十字架観音」
...伝法院の前にいつも出ているあの易者（えきしゃ）――」「ヘエ――」「観相院（かんそういん）とかいう髯（ひげ）を生やした易者の勧めでしたよ」「ヘエ――」「あまり娘が可哀相で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伝法院の門前に居る易者が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...万梅（まんばい）――浅草公園伝法院（でんぼういん）わきの一流割烹店（かっぽうてん）――で食事をし...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...経文を伝法院に学ばんと貞子の語り蟋蟀の鳴く由来家常茶飯事を歌によんで立派な歌にしたてたこと作者のやうな人は先づなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...伝法院の脇を歌仙茶屋のほうへぬけていった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...わずか伝法院（でんぽういん）の一宇を残したきりで...
吉川英治 「新書太閤記」
...浅草の伝法院地内...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...何処で』『伝法院の火之見横丁で――ヘイ前に...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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