...第四斥候隊を呼出して命令を伝えるんだ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...広く一般国民に欧米の新文明新知識を伝えることは最も意義ある事業の一であると信ずる...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...千家流に伝える七事の式おきてがきの一つである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...あまりあてにならないような古い昔の異郷の奇習の物語が一々現代の吾々の生活にかすかながらある反響のようなものを伝えるのが不思議と云えば不思議でもある...
寺田寅彦 「マルコポロから」
...ただ颶風(ぐふう)のみが真を伝える...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...過ぎし世の町に降る雪には必ず三味線の音色(ねいろ)が伝えるような哀愁と哀憐とが感じられた...
永井荷風 「雪の日」
...あるいは外界の消息を御殿へ伝えることになっていたのかも知れない...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...糧秣廠(りょうまつしょう)からの警告を順一に伝えると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...ポアンカレ大統領から「潔く決意するように」という言葉があったと伝えると...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...真空観念を伝えることができるかどうかである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...何時かその甥の申出を女に伝えることを諾(うべな)わないわけにはいかなかった...
堀辰雄 「曠野」
...ニュージーランドのマオリ人がクック地峡の赤い懸崖を古酋長の娘の死を嘆いて自ら石片で額を傷(やぶ)った血の染まる所と伝えるなど例多くタイラーの『原始人文篇(プリミチヴ・カルチュル)』一に載せ居る...
南方熊楠 「十二支考」
...御宿泊の設けも行き届きませんでも当坊でさせていただきたいものでございます」と言うのが使いの伝える僧都の挨拶だった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しいていろんなお願いをするのも失礼ですから」と言って頭の中将は大臣の言葉を静かに伝えるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...衆口のささやき伝える力のほうが怖しい...
吉川英治 「三国志」
...「諸葛瑾(しょかつきん)に伝えるがいい...
吉川英治 「三国志」
...勅使」信長に伝えると...
吉川英治 「新書太閤記」
...又四郎の最後のことばを伝えるため...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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