...もえつきるものでしょうか...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...大体の種目は以上につきると思う...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「因縁」という一語につきるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...お小姓街道のつきるところは...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...今に精根がつきると轢き殺されるのだ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...了簡がケチ臭く肝ッ玉が山椒ツブみたいで力もなくしたがって御金もなく女の子にはいたってふられがちに出来あがっている――まったくわれながらアイソのつきる野郎ではある...
辻潤 「だだをこねる」
...内三名は若くして死去)共に通學した頃の思ひ出話は何時つきるやら……心は昔の儘でも爭はれぬは年齡で...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...だらだらな坂道がつきるへんに...
徳永直 「白い道」
...それとても単なる全盛の一余波につきるわけではない...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...今の部室代の期限がつきるまで待とうと勧めた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だいたい『雪の研究』に収録したものにつきる...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...僕の定評はつきるだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...我が身ながら愛想がつきる...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...この十月の戌の日の戌の刻につきることがわかっておるのじゃから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...村がつきると、また野原になって、野原にはこぎたない家が散(ち)らばっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...人間の裡にある生活力は多くの場合その恋愛のために燃えつきるようなことはなく...
宮本百合子 「愛は神秘な修道場」
...今の数学は集合論につきるといってもいいのです...
横光利一 「旅愁」
...万策ここにつきるにいたった責任も...
吉川英治 「私本太平記」
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