...ただ旅行だけをしている者は物事をただ人づてに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...人づてにうかゞいましたのには...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...人づてに聞いていた...
豊島与志雄 「オランウータン」
...人づてに聞いた話であって...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...人づてにお聞きになって「どうぞお書き下さい...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...……人づてに聞いたところでは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...重そうにかかえて人づて来た...
火野葦平 「花と龍」
...――ただ人づてに聞いた噂話だつたのか...
三好十郎 「肌の匂い」
...人づてのお返辞はくださるというのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人づてに話を聞くぐらいで済んでいるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人づてに聞く継母(ままはは)の生活ぶりにあこがれを持っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「寂しいお住居(すまい)の御様子を人づてで聞くことができました」とも宮へお伝えさせになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こうした人づてのお言葉は私を失望させてしまいます」と言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただこのお手紙は人づてでなく差し上げるようにと仰せつけられて来たのですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...言葉と身振りとによって万病を癒(い)やすという或る坊さんの不可思議な方術を人づてにお聞きになると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「俺は被圧迫民族だから」と答えたとか人づてにぼくは聞いたことがあったが...
山之口貘 「私の青年時代」
...頼朝と遊覧バス人づてなので...
吉川英治 「折々の記」
...近い人づての消息も...
吉川英治 「宮本武蔵」
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