...更に又過去に溯(さかのぼ)れば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...客は更に、『只今釣れますのは、何です...
石井研堂 「元日の釣」
...云々」近松は更にこれを面白い比喩で説いてゐる...
相馬御風 「実物と模型」
...今度は更に最大速力で突進するように機械を廻しておいて...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...処が更に、科学方法論それみずからが又一つの網の上に懸っているものに他ならないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...更にやや詳しい話をもたらした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう夜が更けているから牢の中は真暗であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...今まで折角金を使った甲斐(かい)がないじゃないか」代助は今更兄に向って...
夏目漱石 「それから」
...男つ振りだつて滿更ぢやないでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜更(よふけ)まで...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...厳そかに更けて行く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...お龍は立ち上って着物を着更えた...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...この帰りに更にロダン先生に逢つた事の嬉(うれ)しさを今此(この)旅先で匆匆(そうそう)と書いてしまふのは惜しい気がする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...星もだいぶ夜更けたようだの」「あれが北斗でございますな」二人は...
吉川英治 「私本太平記」
...こよいの晴れの討入装束に着更えてしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鎌倉の春も更けたかと想わせる――日を経て...
吉川英治 「源頼朝」
...更らにまたそれよりも澄んで暢びやかな声を聞いた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...たとえば桐壺の更衣の愛と苦しみと死とが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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