...それは夜(よ)の更(ふ)けたホテルの一室に大勢(おおぜい)の男女(なんにょ)に囲(かこ)まれたまま...
芥川龍之介 「カルメン」
...更に微妙なことには第三に『それ』の芸術的価値さへ...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...更に疲れたらどこでも構わず腰を下し...
石川欣一 「山を思う」
...ようよう電車に間に合って寒い深更(よふ)けに喜久井町に帰って来ると婆さんは...
近松秋江 「うつり香」
...海嘯(かいしょう)については猶更である...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...その座標系の軸の変換乃至は曲率の変更...
戸坂潤 「科学方法論」
...「抽象化」された輓近数学に於てはなお更だ...
戸坂潤 「技術へ行く問題」
...更にも一杯求めた...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...「今更あの男は、子供をくれなんて云えた義理じゃありません...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...しかしてこの快感は北斎新案の色彩によりて更に一層の刺戟(しげき)を添ふ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...何御用あってこの夜更けに」少年は甚三郎に反問して来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...深更に及ぶまで如何(どう)しても決しない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
......
二葉亭四迷 「遺言状・遺族善後策」
...更に進んで作者は如何にして此句を作りしか...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...更に全体一日総量を計り出してその中から試験管二本とって調べるのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...更新がむずかしいものと見えます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして更に氣のついた時には...
室生犀星 「末野女」
...さらに飲んで飲み更(ふ)かし...
吉川英治 「新・水滸伝」
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