...亡国を思い、祖国に献身する...
...亡国の運命を回避するために戦う...
...亡国は大きな分裂に陥った...
...亡国の悲惨な歴史を学ぶ...
...亡国についての懐かしい思い出を語る...
...亡国の髯だ、朝鮮人と昔の漢学の先生と今の学校教師にのみあるべき髯だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...遊民の多きを亡国の兆(ちょう)だなどゝ苦労するのは大きな間違いだ...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...「今日は――亡国に至るを知らざれば即ち亡国――の儀に付質問をなさんとするものであります...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...去年以来の議会の叫びに一端のうかがわれる通り、亡国の憂である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この亡国連中の礼儀の仰山(ぎょうさん)なのにはほとほと腹を抱える思いがした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この時だけはさすがに亡国の民族の哀れさが聞いている私の胸にまでも滲透(しんとう)して...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いずれも土人の亡国歌...
田中英光 「オリンポスの果実」
...国民としては亡国である...
津田左右吉 「陳言套語」
...其一躍して内閣に入るや復た冷然として一顧を協会に与へざるの奇観あり後藤伯の如きは特に甚しといふ可し其の大言壮語到る処亡国論を唱へ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...亡国の民という感じだね...
豊島与志雄 「或る素描」
...亡国の菓子じゃなかったかね...
夏目漱石 「虞美人草」
...亡国の音(いん)じゃ駄目だ」寒月君は少々憤(むっ)として...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...亡国の愚挙であつたが...
蜷川新 「天皇」
...私は宛ら亡国の悲歌を聴くおもひがした...
正岡容 「寄席風流」
...亡国的の消極主義次は彼等の態度である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そんな世話を続行するのは日本亡国の原因を作るようなものだとつくづくこの頃思い当ったせいでもあるんだがね」こうして縷述(るじゅつ)して来ると彼の法螺の底力は殆んど底止(ていし)するところを知らない...
夢野久作 「近世快人伝」
...勝頼の大軍が、進退に迷って、単なる面目のためにうごいて来たのとちがって、徳川勢は、内部の叛逆(はんぎゃく)どもを血祭りとして、「亡国か...
吉川英治 「新書太閤記」
...亡国の禍根(かこん)をのこして行っていいだろうか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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