...食事中に五月蠅が飛んできた...
...部屋の中に五月蠅が大量発生していた...
...五月蠅が頭の周りを飛び回って、集中できなかった...
...五月蠅取りを使って、五月蠅を追い払った...
...外でバーベキューをしていたら、五月蠅がたくさん寄ってきた...
...併し彼は五月蠅い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...如来様も昼寝が出来ねえで五月蠅(うるさ)がるだあ...
石川啄木 「刑余の叔父」
...実は私は五月蠅(うるさ)いから学校へ来て構わない...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...五月蠅(うるさ)い商売敵(がたき)だと思った...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...女は狗(いぬ)のやうなもので余り好かれても五月蠅(うるさ)くて迷惑するが...
薄田泣菫 「茶話」
...詩人墨客(ぼくかく)来(きた)る可からず」乞食物貰ひも五月蠅(うるさ)くない事もないが...
薄田泣菫 「茶話」
...「一年分の敷金を置いて一年家を借りるのに保証人も何も要らんじゃろが! 三池三矢なぞというところは金があるんじゃから何もそういう余計な手数を掛けさせいでもよかりそうなもんじゃが! 面倒なもんじゃのう」と浮世の五月蠅(うるさ)さには飽き飽きした顔をした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...どんなに小五月蠅(こうるさ)く感じたか知れませんでした...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...昔は五月蠅(ごがつばえ)と書いてうるさいと読み昼寝の顔をせせるいたずらものないしは臭いものへの道しるべと考えられていた...
寺田寅彦 「自由画稿」
...否(いな)五月蠅いではない癪(しゃく)にさわる...
永井荷風 「日和下駄」
...醫者(いしや)は一應(おう)見(み)なければ分(わか)らぬといつて五月蠅(うるさ)い勘次(かんじ)に返辭(へんじ)しなかつた...
長塚節 「土」
...すべての五月蠅(うるさ)い係累からとき放され...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...又(また)の機嫌(きげん)むつかしければ五月蠅(うるさく)いひては却(かへ)りて如何(いかゞ)と今日(けふ)までも我慢(がまん)しけれど...
一葉女史 「大つごもり」
...五月蠅(うるさ)いとばかりに...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...五月蠅くてしようがありゃしない」すると...
「一本の花」
...「五月蠅(うるせ)え野郎だナ...
宮本百合子 「刻々」
...また五月蠅(うるさ)くなりそうな二人のことなど知らなかった...
横光利一 「旅愁」
...五月蠅く思っているくらいのもので別に恐れていやしない...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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