...松太郎は餘り冗く訊かれるので何がなしに二の足を踏みたくなつた...
石川啄木 「赤痢」
...しっかり立てと言うんだ」千二の足は...
海野十三 「火星兵団」
...×国艦隊が太平洋で無二の足場とたのむ島...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...」まるで私一人が二の足でもふんでいるようないい方に...
壺井栄 「一つ身の着物」
...前後の駕籠屋が二の足を踏みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...余吾之介は二の足をふみましたが...
野村胡堂 「十字架観音」
...それもどう有らうかと母などは頻(しきり)にいやがるので我も二の足を蹈(ふ)んでゐる...
樋口一葉 「うつせみ」
...夫れも何う有らうかと母などは頻にいやがるので私も二の足を蹈んで居る...
樋口一葉 「うつせみ」
...二の足を踏みました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それから先になると二の足となるのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこで高井の染谷君も二の足をふむ道理か...
三好十郎 「妻恋行」
...常の貴公らしくもない二の足ではないか...
吉川英治 「三国志」
...邪心があれば二の足を踏んで来ないだろう」なお...
吉川英治 「三国志」
...却(かえ)って二の足をふんだ...
吉川英治 「三国志」
...どうします?二の足をふむ右馬介のたじろぎも...
吉川英治 「私本太平記」
...そいつはちと」「二の足か」「滅茶ですよ...
吉川英治 「私本太平記」
...多少の二の足をふんだが...
吉川英治 「平の将門」
...さすがに二の足をふんだにちがいない」義仲は...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??