...こういう風に私は事々物々総(すべ)てに親愛を見出すのである...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...事々物々について...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...フランスは事々物々の上にフランス固有の風を存して英国の風に異なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...今や西洋の事々物々次第にわが民間に行われて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...「空の状態」における一切の事々物々は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...行住座臥の事々物々を外にして...
種田山頭火 「旅日記」
...事々物々変化せざるはなき東京の町中に在つて...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...その新しい痛切の事々物々が何だか遠方にある...
夏目漱石 「坑夫」
...今の宗助なら目を眩(まわ)しかねない事々物々が...
夏目漱石 「門」
...今(いま)の宗助(そうすけ)なら目(め)を眩(まは)しかねない事々物々(じゞぶつ/\)が...
夏目漱石 「門」
...事々物々作者を泣かさぬといふことのないこの世の中で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...事々物々みな外国に比較して処置せざるべからざるの勢いに至り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...世間にこの悪弊の行なわるるははなはだ広く、事々物々、人間の交際に浸潤せざるはなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...事々物々秩序(ちつじょ)を存して動かすべからざるの時勢(じせい)なれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...事々物々の原因と結果とを探索(たんさく)するにおいてをや...
福沢諭吉 「旧藩情」
...事々物々ほとんどしからざるものはない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...眼前の事々物々を正しく判断することだけで満足すべきだと考えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とりかこむ周囲の野望、それの刺戟剤となった宋学の新思潮、事々物々、可燃性的様相をはやめていた時の土壌というものなどが、それを援けていたといえよう...
吉川英治 「私本太平記」
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