...暇さえあればその帯の持ち主たるべき人の名を迫り問うた...
有島武郎 「或る女」
...その主たる問題はその心理的効果が漸次美はしく権威ある恋愛生活を創造するに与(あず)かつて力あるといふ点である...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...主たる動機は半平という男が細君に死別してからまる二年この方...
海野十三 「幸運の黒子」
...是れ政府を世界とせる属僚の盟主たるには最も適当なる人格にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ジャヴェルの救い主たるジャン・ヴァルジャンであるとは! 実に英雄だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それが主たる目的で...
中里介山 「大菩薩峠」
...当主たる石田九万(くま)吉氏は...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...不動産所有権の主たる目的物は土地であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...1)Ibid., chs. XIIX & XIX.以上の如きものが『人口論』第一版の主たる主張であるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...四両版のみに掲載)この版の主たる変更は次の如くである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてアメリカ土人の情熱不足の主たる原因は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その人口に対する主たる妨げである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...主たる交通は水路によっている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従って飢饉の主たる原因の一つであると云い得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まず追い著いた者玉の持ち主たるべしといい...
南方熊楠 「十二支考」
...知が主たる時、かつて美が生れたことがあろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...主たる原因はマラリヤの流行ということが...
柳田国男 「海上の道」
...かく見れば前者の表現法は柳をば玉を貫ぬいた糸と見立てるところに主たる関心を持つものであり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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